子連れでの初めてのダナン、子連れでも快適に過ごせるホテルが知りたい、そんなあなたにアドバイス。
2019年5月、1歳0ヶ月の息子を連れて、ベトナム・ダナンへ行ってきました。それなりに吟味して選んだホテルがなかなかよかったので、ご報告します。
子連れ旅・ホテルに求める条件
旅先の宿へ求めるものは人によって変わりますが、我が家の場合は「息子の睡眠」が最優先。状況が許す限り、なるべく普段に近い状況を作るほうが、彼の健康(と機嫌)を維持できます。
我が家の息子の睡眠状況・環境
普段、息子の快眠に最適化した寝室を作っているので、旅先ではそのギャップに苦労します。
息子の普段の睡眠状況は、
- 18時半には就寝
- 遮光性が高い空間
- ベビーベッド使用(添い寝なし)
- 空気清浄機設置
①②を守ろうと思うと、例えば1Rタイプの部屋に家族で宿泊した場合、大人は18時半以降真っ暗な部屋で息を潜める必要があります。笑
それはそれで、Kindleで読書する、さっさと自分も寝ちゃう等、有意義に過ごせるものですが、できればもうあと数時間、旅先での夜の時間を楽しみたい時もあるのが正直なところ。
③のベビーベッドは、どこのホテルも多めに用意があるのか、断られることは無かったです。
④の空気清浄機、国内なら大体どこでも設置してありますが、今のところ海外のホテルで見掛けたことがないです。海外旅行では諦めますが、濡れタオルを引っ掛ける、水を入れたコップを枕元へ置く程度の対策はします。
今回は親の都合も考慮
今回はダナンに4泊しました。それなりの日数なので、出来るだけ全員が快適に過ごせる条件として、下記を念頭に探しました。
- 寝室とリビングが分かれている「アパートメントタイプ」
- シャワーが可動式(固定ではない)
前の項目の①②を守って、かつ大人の時間を確保するための「アパートメントタイプ」。
ダナンへの経由地とした香港では、土地が狭いというお国柄、この「アパートメントタイプ」がなかなか見つからない(あったとしても価格が価値に見合わない)ことから、香港滞在中その点については目をつぶることに。
そのかわり、今回の旅で最も滞在の長いダナンでは、ここは最優先。
Aria Grand Hotel
アクセス
ダナン国際空港からGrabで15分程度です。
パブリックビーチであるMy Khe Beach(ミーケビーチ)からは徒歩5分程度。海の目の前ではありませんが、軽く海を見たい程度の私達にとっては、特に遠くも感じませんでした。毎日海で泳ぎたい方には、遠いかもしれません。
近隣には飲食店、マッサージ店など店舗は多数。ガイドブックに載るようなお店の多くはシティ側にあるのですが、近隣でそれなりな食事を済ませることは可能です。
2019年5月現在、正面の道路沿いは他のホテル等の建設中で、重機や建設資材、作業をしている方など人通りは多かったです。部屋では、氣になるような物音はしませんでした。のんびり工事してる感じです。
↑ホテルから5分程度歩けばビーチ。
ビーチの前は大通り。この通り沿いにもホテルは沢山ありますが、少し音がするかもしれませんね。
外観
あくまで個人の主観ですが、事前に写真で確認した時に持っていたイメージ「洗練されたオシャレなホテル」…という雰囲気ではなく、標準的なホテル、の印象。
公式サイトではまずまずのオシャレさだったので、その点では「ちょっと選択ミスしたのかな?」というのが初めの印象(そのため写真を撮っていない笑)
客室
このホテルでは1部屋だけ、アパートメントタイプの設定がありました。他のホテルでなかなか見つからなかったので、今回はここに。価格はこのホテルの中では最高値ですが、それでも許容できる水準だと感じます。
海が目の前のリゾートホテルも選択肢としてはありましたが、アパートメントタイプで夜にゆっくりするほうを優先。
主な設備
- リビングルーム(約15畳くらい)
- リビングの一角に壁面キッチン(約2畳・キッチン天板は幅2m程度・1口コンロ+電子レンジ+食器カゴ+一人暮らしサイズの冷蔵庫)
- 寝室(約10畳くらい)
- シャワーブース+トイレ+洗面所は一体型(シャワーブースはガラス張りでドアなし・シャワーは可動・洗面所は収納少なめ)
正直なところ、公式サイトほどの内装の素敵さはありませんが、そこを大きくこだわらないのであれば、清潔で快適です。
寝室は広々とこんな感じです。部屋の壁面いっぱいにカウンターテーブルとドレッサースペース、壁付けテレビもあります。手前はベビーベッド。ベッドの硬さも個人的には丁度良し。
滞在中の良かったこと
最初の外観の印象が「ふつー」だったので、大きくは期待せずにイン。
ホスピタリティ
ところが、このホテルで一番記憶に残るのは、スタッフの方みなさんのホスピタリティ精神の高さ。ベルボーイさんもレストランのスタッフも、客室清掃の女性たちも、万遍なく全員が感じ良し。子連れということもあってかもしれませんが、決して過剰ではない、適度な世間話や挨拶を、みんなが気持ちよくしてくださるのです。
4日もいるので、こういった面での居心地の良さは嬉しいです。
非常時の強い味方
一番ありがたかったのは、ダナン最終日に息子が発熱した時。
この時が、彼にとって人生最初の発熱、そして親にとっても初めて。熱がある以外に明らかな異常はなさそうでも、どうして良いのかわからないわけです。
フライトは昼12時。国際線なので10時には空港へ行きたいところ。
ホテルスタッフは事情を把握したらすぐ、病院の情報を案内してくれ、病院へも予約の電話。
また、病院への交通手段としてGrabを使いましたが、ドライバーへも現地語で、
- 必ず病院へ安全に届けてくれるよう念押し
- フライト時間まで余裕がないことを伝達
のメッセージを送ってくれました。ベトナムの方は英語が堪能でない方も多いので、とっても助かりました!
氣になる点
お世話になったこともあり、後味としては、特に大きく氣になる点はありません。
強いて挙げるとすると、
- インテリアの洗練度でいうともう一歩(完全に主観)
- アパートメントタイプは客室最上階に位置。その上階の屋上にプールあり。朝6時から深夜まで開放なので、使用者の騒ぎ方によっては物音がするかも(とはいっても、寝室には扉があるので、寝ているのを起こされることはなかったです)
初めての子連れダナンにおすすめ
まとめると、このホテルをおすすめする理由は、
- アパートメントタイプ
- スタッフのサービスのクオリティ
スタッフの対応については個人差が大きいところですが、5日間滞在したので、全体的な質については確認できたと思います。
もしかしたら、ベトナムの方が全体的に見てホスピタリティが素晴らしく、どのホテルに泊まっても同等のサービスが受けられる可能性はもちろんあります。ただそこに関しては行ってみないとわからない点なので、今回の滞在の経験を参考にして頂けたらと思います。
↑窓からの景色。
遠くにドラゴン橋、どこかの観覧車が見えます。このあたりでは一番高い建物のようです。