紅カナメの悪夢がもたらしたもの


【本書で1年間真剣に学べば、

88%の確率で、お金に困らない生活が送れます】



私が文部科学大臣であれば、

政治経済の教科書の表紙にそう書き添えるだろう。

そして学生の私がそうと知っていれば、

その授業の間だけは、度の強いメガネを掛けたことだろう。



「最初」は肝心だ。

最初の印象がどうであるかで、その物事への捉え方は変わる。

もし私がこの先、お金に困ることがあれば、

それは文部科学大臣の怠慢が原因である。

最初が肝心、と。

そんなわけで、子どもにとっての人生「最初」を伴走する親として、

いくつか「仕込み」と称して遂行していることがある。

今日はそのひとつをご紹介したい。

ここ、テストに出ます

重要な「仕込み」のひとつは、結論から言うと

「植物」について関心をもたせることだ。



政治経済を教わるより、もっと早い段階が望ましい。

「お金」には、ほぼ自動的に全員が関心を寄せるようになるが、

植物については、そういかないことが多いからだ。

人も、動物だ。

何かを食べて、生きる。

そのすべては、植物があるおかげで存在している。



それに無関心であることは、

生きる資格が欠落することと同義だからだ。



といううんちくは、たった今思いついただけだ。



実際は、たんに私が植物が好きで、

植物への関心があるだけで、そうでない人と比べて3.2倍くらいは

人生を楽しんでいると感じるからである。

それが「楽しい人生」をもたらす理由

私は、一時その業界の人であった故、

植物の知識を程度持っている。

無知で業界に飛び込んだ当時は、

無限に紅カナメの挿し木をし続ける悪夢に苦しめられた。

だがその苦労の甲斐もあり、今となってはいいことばかりだ。



例えば、私は海外の街で出合う、

日本では室内でしか冬を越せない植物が、

屋外で大きく花を咲かせる姿に、

いたく感激したことは一度や二度ではない。

植物は原産地によって寒さに対する耐寒力が異なります。一般的に熱帯から亜熱帯生まれの植物は、寒さに弱く、低温にさらされるだけで枯れてしまうため、早めに暖かい室内に取り込み冬越しに備えなければなりません。

住友化学園芸ホームページ

それは、図鑑などからの見聞でしか知らなかった「気候の違い」を肌で感じる瞬間だった。



ある程度の知識があれば、誰にでも味わえる感動である一方、

知らなければアッサリと通り過ぎてしまう類のものだ。



またこれもほんの一例だが、

桜が咲いて「春だなぁ」と感じるのは、普通の人。

一方で、カタクリが咲いて「春だなぁ」と感じられる人もいる。

どちらのほうが、豊かだろうか。



そんな理由から、子どもが1歳の頃から、

植物への関心を持つよう「仕込んで」いる。

80年間、使えます

そのお供は、オフィスメントアー社製「お花のかるた」。

80年、というのは誇張ではない。

「花」という親しみやすいものを題材としているためか、

保育所から高齢者の施設など、幅広く使われているかるたなのだ。



書籍と違い、1枚ずつ持ち運べて便利で、

その利便性と共に質の高さにも感動し、自宅用、外出用と2箱所有。

注:2箱セットではありません。

大きな図鑑からではなく、まず花に特化したのは、

花は草と違って、わかりやすくカラフルで可愛いからだ。

高校生の自分にとって「お金に困らないこと」は大きなメリットだったが、

子どもの興味関心はもっと純粋無垢なのだ。

身近な植物が多く選ばれている。
ときには海外出身者も。

絵札は、精巧だが写真ではなくイラストだ。

実物との乖離がなく、写実的で、かつ温かみがある。絶妙な塩梅である。

子どもにとっても「可愛い」と感じるようで、

息子は彼の好きなピンクの花だけを集めて

満足そうにしていることが多い。



また読み札を読んで聞かせるのは、

美しい日本語を聞かせる役割も果たす。

佐藤ママも、同じく美しい日本語である童謡を

歌って聞かせることを勧めているくらいだ。

彼はあまり聞いていないが、いつか役に立つだろう。

東大くらいには行くかも知れない。



余談だが、息子は「同じ」という概念を、このカードで覚えた。

絵札と読み札とに、同じ絵が描かれているためだろう。

真剣な眼差しの1歳児。
裏面が「同じ」なことにも
喜びを感じる3歳児。

あとは、意識的に植物園や山や公園など、

自然へ多いところへ一緒に出掛けるのみ。




このかるたがきっかけとなり、

我が子はトラックや新幹線と同レベルで、植物も好きな子に育っている。

この興味を取っ掛かりとして、関心の幅を広げていってほしい。



植物のうんちくを傾けながら、彼と共に異国の街を散歩する日を、

母は夢見ている。

「おんなじ」お花を外で見つけた時の子どもの反応もまた、可愛いのですよ(親ばか)

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる