子連れ旅行をおすすめする理由【旅育のメリット・デメリットを解説】

私は「ふたりっぷ」の名の通り、基本的に息子+母のセットで旅しています。

モノより、思い出。

という名キャッチコピーが昔ありましたが(年がバレる)、私も以前はモノ至上主義だったので、大金を出してもモノが残らない「旅」に対して、あまり価値を感じていませんでした。

ですが、色々な経緯をたどり、今ではモノより経験に投資するように。

一番ひどい時には、会社員しつつ年5~6回海外旅行へ行っていたことも。

そして息子が生まれても、自然な流れで子連れで遠出をするようになりました。

平均して月1度ベースで国内外をウロウロしている私から、子連れ旅(特に幼児期)のメリット、デメリットをお伝えします。

目次

子連れ旅のメリット

メリットは大きく

  1. 脳の成長
  2. 親子関係の構築
  3. とにかく楽しい

に分けられます。順番にお伝えします。

1.脳の成長

大人になっても脳は成長する、というのは最近の研究からわかっていることですが、中でも特に幼児期の脳の成長はとても著しいことも有名ですよね。旅が脳に効く理由をいくつか挙げていきます。

脳の「臨界期」を活用せよ

息子誕生以後、教育本や論文を読み漁ったところによると、人間を含む動物には「臨界期」というものがあるそうです。

少々堅苦しい話ですが…

その生き物の本来持って生まれる遺伝子へ刺激を与えないでいると、臨界期を過ぎて刺激を与えたところで、本来出来たはずの水準までの機能をしなくなります

(とかって言われたら怖くないですか?私は知った時「コワ!」ってなりました)

言葉の臨界期

人間でいうと、例えば”言葉”の臨界期は生後6ヶ月~12歳前後
この時期に言葉の刺激を受けずに過ごすと、その後はどれだけ必死にインプットしたところで、言葉の習得が難しくなるのです。語学習得に関して早いほうが良いと言われるのは、この考え方に基づいているんですね。

脳の臨界期

”脳”の発達は、0~3歳で80%、6歳で90%、12歳でほぼ100%に達します。特に2歳までの乳幼児期は無限の能力を持っていると言われていて、この期間に触れたあらゆる刺激が、脳のシナプスの形成に大きな助けとなるのです。

脳に「痕跡」を残しまくろう

将来的に会話が成立するようになった頃には、0~2歳あたりに行った旅の出来事なんて覚えているわけがありません。が、最近の脳科学の研究によると、出来事を明示的には覚えていなくても、痕跡として脳に残っているのだそうです。

痕跡とは、「プロセス記憶」と言われるそうなのですが、過去の経験が今のものの見方、行動の仕方などの「プロセス」に影響を与えるという考え方です。「プロセス記憶」として脳に残っている痕跡が、成長した子供のものの見方や行動の仕方に影響を与えていくのです。プロセス記憶として蓄積される痕跡はたくさんある方が、色々なものの見方やができることに繋がるということだと解釈しています。

「非日常」が一番効率的かつ効果的

子供が日常的に目にするもの、接する人は、ごく限られています。

「非日常」に身を置くことは、大人にも子供にも脳を育てるのに有効だと言われています。同じ環境に身を置き続けると、思考が凝り固まる感じがするのは、脳について詳しく知らなくても想像がつきますよね。

先程の乳幼児期の脳の発達の話に繋がりますが、多くの刺激を浴びるためには、非日常で見るもの、空気、温度など、五感で感じることが大事です。

いつもとどれだけ違う環境に行くか、がカギ

普段東京にいるなら、旅先はできるだけ不便で自然が多いところへ。普段郊外にいるなら、コンクリートジャングルで便利で刺激的な体験を。そういう意味で、どの旅先が一番良いかは人によって違いますね。

もっと大きなお子さんには

小学生以上のお子さんへ一番効果が高いのは、旅行プランを任せてみることだと思います。例えば家族旅行のプランニングひとつ取っても、かなり頭を使うことになります。

  1. 行き先を調べる
  2. 同行者の希望を聞いてまとめる
  3. 予算を守る
  4. 予約をする
  5. 持ち物の準備をする
  6. 当日の旅をマネジメントする
  7. 旅をみんなで楽しむ

これが全部できる小学生。社会に出ても通用する、多岐に渡ったスキルを習得できそうですね。

2.親子の関係構築

私たち親は、仕事に家事に追われる日々を送っているケースが多いものです。

そんな私たちでも旅の間は、日頃抱えている諸々をひとまず全部置いて、旅だけに集中できる環境にいますよね。子供との時間に向き合えることで、親子の関係を深める良い機会になります。家族での旅なら、夫婦においても同じ効果が期待できますね。

自己肯定感の低さの正体

これも主に論文を読み漁って学んだことですが、

幼児期の養育者との関係によって、その子の自己肯定感や、人とうまく関われるかどうかが決まってくる。

ということが、研究からある程度解明されています。また、

3歳までに親や養育者からの愛情を存分に受けて育った子は、誰からの承認がなくても、自分のしたいことに挑戦できる子に育ちやすい

と主張する論文も、いくつも発表されています。

親としてはそんなつもりがなくても、例えば仕事が忙しくて子供と向き合う時間があまり取れていない場合、極端な例として子供がこう感じてしまう危険性があります。

  • 親が自分のことを気にかけてくれなかった
  • 自分のことを理解しようとしてくれなかった

…など。ということを考えると、意識して子供との時間を作る、向き合うことに専念する意義が理解できます。

場に身を置く

何においてもそうですが、あることに集中しようと思ったら、然るべき場で、そのことだけしか出来ない環境に身を置くことが一番ですね。

3.とにかく楽しい

Grabのお兄さんから抱っこされてびびってる息子@penang

子連れ旅ならではの楽しみを列挙します。

子供がいることで、現地の人と関わり合いが持ちやすい

  • 笑いかけてもらえる
  • 抱っこ紐だと特に、席を譲ってもらいやすい
  • 息子が行く先々でおやつもらってる
  • 関わりが持てることで、その土地の人に良い印象を持てる

挙げだすとキリがないくらい、息子と旅するようになって、ひとつひとつの旅先に濃い思い出を作ることが出来ています。プランとしては観光地を巡る旅だとしても、そこに現地の人が関わってくれることで、濃さが違います。

私は英語は大して話せませんが、全然大丈夫。言葉が完璧には通じなくても、子供の笑顔で概ねカバーされてます。

子供の初めての体験を間近で見られる

子供は素直です。おもしろいものは、おもしろい。興味ないものは、興味ない。すごいと思ったら「すごぉーい!」と喜ぶし、これはおもしろいでしょ~と親が思っても、イマイチであれば無視。そうか~これがおもしろいのか(おもしろくないのか)と、いつも唸ります。

定期的に似た環境に連れて行くと、興味関心の変化がわかっておもしろいです。どの対象物よりも子供の反応がおもしろいので、例えば動物園などに行っても【キリンを見てる息子を見てる私】みたいな状態になってます。

【余談】親のメリット:段取り上手になる

コレは深堀りして考えると、旅するメリットだけでなく、人生におけるメリットとも言えるかもしれません(大きなこと言ってるわ)

私は今はどこでも仕事ができますが、とはいっても旅の間に仕事は極力したくありません。そのために、

  • 予め仕事を減らしておく
  • それまでにできることは終わらせておく
  • 直前までは集中力を発揮する
  • 優先順位を決めて行動する
  • 後から巻き返せるように徹夜を覚悟しておく(段取りといえるのか?これは)
  • 手をつけなくても何とかなる仕組みを作っておく

というようなことを、常日頃心掛けています。段取りの成果で空いた時間に弾丸旅、が息抜きです。

私が産後に働き方を見直したのも、いつでも自分らしいライフスタイルを選べるようにしたかったからです。今だったら、旅をすること、子供にきちんと関わること(と、彼の教育)が最重要。そのために必要なのは、

  1. それなりの収入
  2. 心のゆとり
  3. 子供に関われる時間

です。段取り上手になると、一日を結構有意義に使えます。これについては、また別の機会に。


余談ですが、我が会社員の夫も、一応PCは持っていくけど、旅中はなるべく邪魔されないように根回ししているようです。息子の初めての海外旅行のとき、彼は機内で資料作成して、着陸してすぐ打ち合わせ…ということがありました(これは段取り甘かった例ですね)

家族で行ってるのに、機内での子供のお世話はワンオペでしたが、あの経験のおかげで「私ひとりでも子連れで旅行、全然行けるんやん」と確信しました(夫よ、ありがとう)

子連れ旅のデメリット

いいことだらけよ!

と言いたいところですが、それなりにデメリットはあります。

子連れならではの荷物が増える

おむつ、離乳食は仕方ありません。一番厄介なのは、移動中(飛行機、電車など)に静かにしてもらうためのグッズがかさばること。たくさんあればあるほど安心ではあるものの、キリがない。旅の前は、普段の子供の様子をよく観察して、一番お気に入りのものを選び抜く努力が必要です(大げさ)。

夜に外出しづらい

お子さんの年齢、また普段のライフスタイルによりますが、子連れ旅の夜は早いです。

我が息子は夜7時半に寝るルーティンを組んでいるので、旅先でも頑張れて夜9時くらいまで(しかも連日は無理)。途中で目が覚めない子であれば、コッソリお外に晩酌に行っても問題ないかもしれませんが、ちょっと気が引けますしね(それ以前に心配でしょ)。

私はホテルのロビーあたりまでの外出はOKと決めてます(でも1時間ごとに様子見に戻ります)

落ち着いた雰囲気のお店には入りづらい

これもお子さんの年齢、性格にもよりますが、子連れでは雰囲気がウリのスポットは自主出禁です。明確にお店側から子連れNGを掲げられた経験は少ないですが、やっぱりね…。

抱っこテロに遭う

これもお子さんの年齢によりますが、抱っこ抱っこと言われてしまう可能性。また、ココで寝るのか~というところで寝られたり(その場合、抱っこして帰る羽目に)。

私は荷物の身軽さと、子供の経験を重視したいので、ベビーカーは使わない派です。なので抱っこ筋は結構鍛えられてます。すなわち抱っこテロによく遭ってる、ということですね。

これがクリアできる子連れなら、デメリットないのでは

と、思います。

強いていうなら、海外なら2歳以上でほぼ一人前の飛行機代が掛かる、ってことくらいですかね(コレが場合によっては最大のデメリットかも?)

【番外編】パパはどうしてるの?の回答

よく聞かれます。シングルだと解釈されることもありますが、我が家のパパさんは健在です。そして彼も旅行好きなので、行けるときは一緒に行きます。

そんな中でもふたり旅が基本なのは、

  1. スケジュールが組みやすい
  2. 好きな場所へ行ける
  3. 過ごし方を選べる

1.スケジュールが組みやすい

夫は(現在リモート中ですが)会社員。
私はどこでも仕事ができ、仕事量も調節可能。
という事情もあり、夫の休みを待つことなくスケジュールを立てやすいです。息子が未就学のうちは休みやすいので、「そうだ、明日から○○行こう」も可能です。これだけ働き方が多様化していても、やっぱり土日祝日から予約が埋まりますしね。分散休暇は三密回避に有効ですね~。

2.3.自由に行き先、過ごし方を選べる

旅好きあるあるかもしれませんが、同じ場所へ行っても、旅先での過ごし方が合わない場合が多いです。私は意欲的に見て回りたい派、夫はのんびりしたい派。息子はまだそこに明確な意志はないので(※2歳児です)、ふたりで行けば私に合わせてもらえます。そのうち嫌だとか色々言われるんだろうな…

そういう意味でも、子供の年齢は幼い方がラクです。

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