人生って良いなぁ、と思う。『あの夏の僕らは』レビュー

トルコになんでか惹かれる…その理由を追求するため、 毎日トルコ映画を観ています、摩衣子です。
今回は、絵面の良い青春映画『あの夏の僕らは』で、青春を追体験です。

今回は、Netflixオリジナルのトルコ映画『あの夏の僕らは』 夏の終わりに相応しい、爽やかな映画です。

あの夏の。

ひどい時には14日も掛けて1本の映画を観るという不届き者ですが、今回は2日で完了。

14日かけて観た後、心優しい友人から「よく諦めなかった」のお言葉、頂きました(なんか色々とズレてる気も)

こんな人にオススメ

  • 夏の終わりにアンニュイな気分に浸りたい人
  • 美しいものが好きな人
  • 心穏やかに観られる映画をお求めの人

出演俳優さんたちが、みんな瑞々しくて美しい。トルコの誇るリゾート地・ボドルムの海も美しい。目に優しい映画です。

作中に城は出ません
(個人的な趣味で選抜)

あらすじ

原題は「Geçen Yaz」、直訳は「去年の夏」。去年の夏の話だったのか…と、いま知る。

16歳の夏休みを海辺の町で過ごすデニズ。そこで待っていたのは、初恋の人との再会と甘酸っぱい三角関係。大人の階段を上ろうとするデニズの、青春の夏が始まる。

Netflix

2021年制作のロマンチック、青春ヒューマンドラマ。

監督は、オザン・アテュクタン/Ozan Açiktan。以前レビューしたこちらの2つも監督しています。


予告編はこちら

舞台は1997年、トルコの南部にあるリゾート地・ボドルム。夏休みに家族で別荘にやってきた16歳の少年の、ひと夏の甘酸っぱいストーリー。

これ、どう見てもNetflixの概略をなぞっただけですが、端的に言うとそういうお話。オチはアレかアレのどっちか、と予想はつきますね。その上で、私はこれは観てよかったなと思っています。

ひとまず、絵面がいい。先に俳優さん紹介しておきます。

キャスト

16歳のフレッシュボーイ、デニズ

ファティ・シャヒン/Fatih Berk Şahin。多分新人さんなのか、情報が少ない。けれどこれからいい男に、そしていい俳優になりそうな予感。今年だけで最低3作は出てます。いいぞいいぞ。

初恋の人、アスル

エジェ・チェシュミオール/Ece Çesmioglu。トルコ人の女優さん。18歳の役でありながら、実年齢30歳…!美しすぎる、瑞々しすぎる。体型もめちゃ綺麗。

私、このあと筋トレします

この写真はデニズが撮ったとのこと。そういう裏話、大好物です。

三角関係のもう片側

ハリト・オズギュル・サリ/Halit Özgür Sarı。濃ゆい。俳優兼モデルの27歳。いかにもモテそうな男を演じています。

デニズの姉・エブル

Aslıhan Malbora。トルコ人の女優さん。まぁほんと、かなりお綺麗。


以上が、主要な絵面の良い方々の紹介でした。基本的に濃いめですが、みんな美しいですね。そしてこの作品の登場人物は、ありがたいことに名前がシンプル。

いつもはだいたい、観終わった直後でもお名前を失念してしまう不届き者ですが、今回は3人も覚えていた。

ネタバレのないレビュー

完全に個人的見解ですが、「母親目線」「過去目線」のふたつが楽しめる逸品です。まず、過去目線。

あの頃は、色恋沙汰に人生左右されるよね~(大きく頷く)

と思いながら観る、大人の楽しみ。

結婚などはまだ、基本的に身近でない16歳前後は、打算なしにとにかく目の前の恋に全力投球。相手の動向ひとつに一喜一憂し、経験も浅くスマートには振る舞えない。

色々頑張るデニズを観察ながら、二度と戻ってこない自らの青春を振り返り、

「したいようにしたらよかよ」

とか言いたくなる。

「明日への片道切符」でも感じましたが、そういう心の機微を表現するのが上手な監督さんなのかもしれません。

初恋の人を見上げる、この顔。青春ですな。

門限、それ最近では普通?

16歳と18歳の子に対し、ママの提示する門限は「深夜1時」。これは今の若者のあいだでは、一般的なんでしょうか。

私が同年齢だったときの門限は「午後7時」。これを守るのは本当に大変だった…


続いては、母親目線。

この時期に、それなりに経験させてあげるほうがいいわよね…(覚悟)

可愛い息子には旅をさせねばなりません。年頃を迎えた愛息子の初恋を穏やかに見守ることが、私にはできるのでしょうか。いえ、しなければなりません(大きな独り言)。

夏休みに家族で別荘へ行くお話なので、両親も頻繁に登場。そして、上記のゆるい門限すら守らない我が子に対するママの気持ち、よくわかります。

その一方で、この年頃に、大人の階段を上るような経験をするかしないかで、人として、男としての厚みが変わるのかもしれないな…と、デニズを観ていて感じました。最初と最後では、顔つきが違うのですから。

幼児期の次の、子育ての壁を予習した母。


目に優しく、心に優しい映画。予想外の展開はありませんが(断言)、後味は良いです。

1997年の設定らしく、スマートフォンが出ないのも良い。

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