
トルコに何故か惹かれる理由を追求するため、 毎日トルコ映画を観ております。今回はコメディ中のコメディと言っても良いくらい、勢い溢れる映画をご紹介。
とにかく、私にとっては色々な意味で衝撃的な映画でした。
こんな人にオススメ
- 賑やかな映画が好きな人
- 受賞作品は観ておきたい人
- たいていのことは許せる、寛容な人
- 他文化を理解したいという、私みたいな人



私にとっては”未知との遭遇”でした
あらすじ
原題は「Dügün Dernek」。直訳すると「結婚式協会」、ちょっとよくわからない感じになりますね。2013年制作/ (相当ドタバタの) コメディ
ラマダン初日、イスマイルが友人達と連れ立ってモスクへ。だがそこへ現れた息子が突然結婚を宣言!?この急すぎる結婚話をどうするか、家長の腕の見せ所。
結婚相談所 / Netflix
ティザーはこちら
レビュー/多分ネタバレなし
自分の心の広さ、許容範囲を試されている(気がする)
トルコの片田舎。遠方から久しぶりに帰ってきたひとり息子の、急な結婚宣言。親としての責任を感じたパパ(名をイスマイルという)が、変人な仲間たちを巻き込んで奔走するお話。
この奔走具合がまた。私の平穏な日々の中では接することのない、端的に言うと非常識な有様でして(完全に主観)。変人な仲間たちが、ホンマモンの変人で、



ぉおーい…なんでやねん。
と思いながら観たわけです。
物語の中盤、大きく流れが変わる場面があり、それ以降「なんでやねん。」が「続きが気になる」に変化していったのは救いでした。
完全に駄作を掴んだと思った。が!
この記事を書くために、鑑賞後に作品について調べてみました。この作品は一体どうしたことだろう、どこがミドコロだったのだろう、と(完全に主観)。
が、オカシイのは私の方だったのです。
セルチュク・アイデミル監督の『結婚相談所(Düğün Dernek)』が公開12週間で660万893人の観客動員を記録し、「観客数最高の映画作品」タイトルを獲得した。
公開52週間で657万3618人の動員を記録した『Fetih 1453』を凌ぐ記録動員数となっている。
関係者の発表では、各地の映画館で上映中の『結婚相談所』は、残りの公開期間4週間で動員数が700万人に達すると見込まれる。
aa.com.tr / トルコのニュースサイト
トルコの方々は、この映画を愛しておられる。その証拠に翌々年の2015年、「結婚相談所2」をリリース。公式YouTubeチャンネルの登録者は本日時点で21.3万人もいる。
感想を共有してくれませんか
「ユーモアセンスの違い」という、トルコ人との大きな差異(かもしれない)を見つけられた映画。現地の映画館でトルコ人たちに混じって観ていれば、あるいは大爆笑できるのかもしれません。
調べた限りでは、日本人でこの映画の感想を公開している人は、まだいません。ぜひあなたと感想を共有したいので、ご覧になったらご連絡くださいませ。
私のユーモアセンス、許容範囲が狭すぎるのだろうか。



それにしても、急いで結婚したがる息子が、何故あっちにもこっちにもいるのだろう。


監督&キャスト



視聴後の調査は楽しい。 作品への愛着が深まる
監督はセルチュク・アイデミル/Selçuk Aydemir。コメディ映画をよく撮っておられるよう。そして、この構図がお好きらしい。




パパ・イスマイル
愛情深い(けど思い込み激しい)、包容力のある太めのパパ。Instagramで独自のチャンネルをやられています。
変人の仲間3人
・アフメット・クラル/Ahmet Kural/トルコ人の俳優さん。



ねぇ待って、この人カッコいいけど、出てた?
誰これ?と思いましたら、このちょびひげでした。俳優さんってすごい!そしてこの方と私、同い年だそうで(突然の親近感)




・Murat Cemcir/コメディを中心としたトルコの映画やテレビに定期的に出演する、グルジア系のトルコ人俳優。
こっちもカッコいい。あのくたびれた生成りのベスト氏でした。俳優さんってすごい。
・バルシュ・ユルドゥズ/Barış Yıldız。イスタンブール出身の俳優さん。この方も私同い年(突然の親近感)



今回は笑いのツボが合わなくとも、俳優さんには罪はない。またどこかで拝見したい(特にイケメン)