混沌とした時代の渡り方は、気前のいい彼から教わった

「スーツケースを部屋の一番良く見える場所に置いている」

と言ったら、こんまりさんはどんな顔をするだろう。



それを実行しているのは言わずもがな、私だ。



我が家の一等地に置かれているそれは、1泊~2泊用サイズではなく、

暑い土地への旅なら1ヶ月の荷物も入るような、高さ75cmもあるものだ。



スーツケースというのは、日常的に使わない人がほとんどで、

通常クローゼットの中でも、比較的手の届きにくい場所へ仕舞う。



もちろん、私が海外移住を前提とした生活を意識している以上、

ドラえもんがこの21世紀に本当に現れでもしない限り、

スーツケースへ入れて持ち運ぶのが妥当な選択肢だ。



だけども私に言わせればこれは、この混沌とした時代を生きる、

地球上に住む誰もがすべき、これからの時代の生きる知恵だと言い切れる。

なにその無意味な制限、と言うなかれ

「無人島へひとつだけ持っていけるとしたら、何を持っていく?」



この質問を、今までの人生のどこかのタイミングでされたことがある人は、

私だけではないと思う。


そしてそれを即答できる人は決して多くない。



スーツケースを眺めながら暮らす、そしてひいては、

その中に何を詰めていけば、どこでも生きていける自分になれるかを妄想しながら生きるということは、

「無人島へ持っていく、たったひとつのものは?」というあの質問を、

毎日自分にしているようなものだ。

名作は、時に本質を語る

どうしてそれをする必要があるのか?


そのことはかの有名な、我が身を犠牲にしてまで腹ペコなカバくんを常に満たす、

気前のいい彼の言葉を借りるとすれば、

なんのために生まれて、何をして喜ぶ、わからないままで終わる、そんなのは嫌だ!

からだ。


自分にとって必要な何かを見定めること、

それは自分自身や、その人生について考えることと等しい。


本当に大事なもののために、あなたの貴重なリソースは正しく使えているだろうか?

移住はしなくても、生きていたいあなたへ

そして更に、地球上に住む全員に対しての意義という点でいうと、

特に日本在住者にとって、現実的なメリットとにもなりうる。



災害大国・ニッポンに住むうえで、

「自分にとって、日々必要なものを考え、ストックしておく」

ことの重要性は、今更私が言うことでもない。


ただ実際のところ、我が家のような超偏食幼児のいる場合は特に、

一応それらしいものはストックしてあるのに、我が子がなんでか飢え死にかけてる、

というような、笑えない事態になりかねない。



これも、本質的には無人島の喩えと同じ、



「自分にとって大事なものはなにか?」を問われているということだ。
1歳児とのサイズ比較
スーツケースを部屋の一等地に置いて暮らすメリットについて、

少しは伝わってくれたら嬉しい。


繰り返しになるが、

あなたは、なんのために生まれて、何をして喜ぶのか。

わからないままで終わるのは、嫌ではないか。


それなら、一度試してみてほしい。

毎日、自分に本当に必要なものを考えながら暮らす生活を。

私の愛用品は、サムソナイト社製「コスモライト94L」。

ミッドナイトブルーは、黒とも青とも違う、絶妙な美色。
軽すぎてつい無駄に持ち上げたくなる、その技術力に感謝感激雨あられな逸品。

部屋とスーツケースと私。
よかったらシェアしてね!